ハリーのニュースレターより

▫️生産的になるための実行可能なアプローチ▫️

あなたの努力は、たらいを満たす水のようなものです。

水は十分溜まってくると、ある方向に流れ出します。非常にたくさんの努力がどこにも到達しないように見えますが、それでもそれはたらいを満たすのを助けているのです。(アバター®︎)マスターになってからしばらくの期間が経っている人なら誰でも、「野獣をひっぱたいてみる(whacking at the beast)」という表現を聞いたことがあるでしょう。これは、なんでもいいからあなたが出来ることをやりつつ進み続けることを意味します。

大きなジグソーパズルを組み立てる場合が、「野獣をひっぱたいてみる」ということの意味を説明するのに良い例です。あまりにも沢山の異なる色のピースがあるので、そのパズルを完成するなんて考えただけでも全くもって圧倒されてしまいます。だから、あなたは単にあなたが出来ることだけに集中するのです。

この２つの黄色いピースがうまく合う、これは上のすみのピースだ、という具合に、あなたは最終的にぴったり合うだろう場所にそれを置きます。それから、青空の部分にあたる幾つものピースを集めてひとまとめにしておきます。もう一つ黄色のピースが見つかります。というふうに、あなたはただ「野獣をひっぱたいてみる」ことを続けるのです。

そして、なんでも良いからあなたが出来る事をただやることで、ついにはパズルが完成するのです。

もしもあなたが、ただ何でも良いからあなたが出来る事をやるのではなく、常に特定のピースを探すというやり方で同じパズルを行おうとすると、ずっと多くの時間がかかり、あなたは多分パズルを終える前に圧倒されてしまうことでしょう。ですから、「野獣をひっぱたいてみる」ということの中には、この「その時点であなたが出来ることを何でも良いからする」という要素があるのです。

ハリー・パルマー著「アバターマスターのためのハンドブック」より

2024.11